【リーマン投資速報,米国編】’23.8.17 JST

投資

米国相場:FOMC議事要旨発表 金利先行き不透明 全体的に続落

おはようございます。昨夜も寝苦しい暑さでしたね。。。台風が過ぎましたが、まだ雨マーク予報となっている地域もありますので、地盤がゆるんでいると思います。お気をつけください。

まず自己紹介ですが、私は40代サラリーマンで投資をし始めて4年目のごくごく普通の一般人です。まだまだ勉強中の身でありながらも、資産額は少しずつではありますが、右肩上がりを維持しております。色んな方々から勉強させてもらい、日々勉強しております。もしよろしければ一緒に勉強し、ご意見やご指摘などありましたら、コメントしていただけると大変励みになります。また近々私のポートフォリオを公開しようかと考えております。

投資銘柄は日本の個別株・つみたてNISA・ジュニアNISA・iDeCo・米国ETF・新興国ETF・米国国債をしております。ただ、日本の個別株は早く利確し、日本の高配当株か米国高配当ETFに切り替えたいと考えてます。このブログではそのなかでも米国相場を中心に書いていきます。

基本的な考えは、使える制度は使ってお得に投資ができればと考えてます。

さて米国相場の主要3指標ですが、昨夜は以下の結果となりました。

S&P500 約0.8%↘
NASDAQ 約1.2%↘(NASDAQ100 約1.1%↘)
NYダウ   約0.5%↘


ご覧のとおり、主要指標は軒並み下落となりました。これは昨夜発表された、7月末に行われたFOMC議事要旨が発表され、利上げするかどうかで意見が分かれていたことが分かったことを受け、先行き不透明感が市場に反映されたようです。
インフレ抑制重視派   :金利上げ
経済に与える影響を懸念派:利上げストップ
ただ、8月に入ってからの経済指標も力強いものでしたので、まだインフレは収まっていない感じが強いと考えております。

なお、今週の主な経済指標発表は以下の通りです。

8.15 小売売上高(前月比)   
        予想0.4%    前回0.2%    結果0.7%
8.16 住宅着工件数(前月比) 
        予想1,450千件 前回1,434千件 結果1,452千件
8.17 新規失業保険申請件数 
        予想240千    前回248千    結果XXX千

なお、私は各指標について前年比と前月比が発表されますが、前月比のほうが市場に反映されやすいと考えております。理由は前月比のほうが直近の動向が反映されるからです。

次に国債についてです。
前述のFOMC議事要旨発表を受け、国債利回りは上昇。その結果、債権価格は下落となっております。
わたしが好きな20年国債ETFであるTLTも、約0.8%の下落となっております。最近の経済指標は強すぎます。。。利上げ打ち止め・利下げなんてもっと先の観測が強くなりました。ただ、私は長期での利益を考えているため、まだまだホールドです。少し握力が弱くなってきた感じは否めませんが。。。
*利回りが上昇すると国債価格は下がります

さて著名投資家ウォーレン・バフェットも買った国債ですが、これは短期国債となります。今は利回りがよいので国債購入を検討されている方は、SBI証券などで買えるトレジャリーボンドを検討してみてもよいかもしれません。なんといってもアメリカという超大国の信用力があるトレジャリーボンドやトレジャリーストリップスを選べば、約1年前後の償還で約5%の金利がつきますので、大きく資産を減らしたくない方にはよい商品かと思います。例えば、最近は短期の利回りが非常に高いので、投資資産の中心に債権を置き、リスクをとれる金額でその他のETFや個別株などを検討してみてもよいかもしれません。(なお、通常は遠い未来のほうが先行きが分かりませんので、債権利回りは高くなりますが、現在は長期金利と短期金利の利回りが逆転してますので、短期のほうがお得です!

ここからは私の独断と偏見でチョイスしたセクターの内容となります。

●●●●●VHT:へルスケアセクターETF●●●●●
昨夜結果:約0.8%↘

◆構成銘柄
 ユナイテッドヘルスケア:約0.6%↘
 ジョンソン&ジョンソン:約0.3%↘
 イーライリリィ    :約0.1%↘

VHTもとうとう日足チャートで下落のクロスを形成しております。昨夜の反動を受け、本日は少し反発する可能性はありますが、それにしてもこちらのセクターにも本格的な夏枯れが到来した感があります。

●●●●●VCR:一般消費財セクターETF●●●●●
昨夜結果:約1.2%↘

◆構成銘柄
 AMAZON   :約1.9%↘
 テスラ      :約3.2%↘
 ホームデポ    :約0.3%↗

こちらのセクターは構成銘柄のAMAZON・テスラが本日も大きい下げ幅となっており、特にテスラの下落幅が大きかったです。また週足チャートでMACDの両曲線がタッチしておりますので、今後一層下落が起きそうです。

●●●●●VDC:生活必需品セクターETF●●●●●
昨夜結果:約0.3%↘

◆構成銘柄
 プロクター&ギャンブル:約1.0%↘
 ペプシコ       :約0.1%↘
 コカ・コーラ     :約0.0%

こちらのセクターは比較的マイルドな動きとなっておりますが、構成銘柄1位のプロクター&ギャンブルが構成銘柄トップなのに大きく下落する結果となりました。週足チャートはきれいではない曲線ですが、下落クロスとなりました。

FX ドル円:一時146円台突入

FXドル円ですが、円安が止まりません。。。
昨夜はとうとう146円台まできました。日銀からは『決めた数字があるわけではなく、ボラティリティーの問題』との発表でした。

もうこれはいつ為替介入が起きてもおかしくない水域まできましたので、一時的にでも円高に振れる可能性があります。ポジションがある方は、そのときにびっくりして売ってしまうのか、また円安に振れると信じてホールドするのか、今のうちから決めておくべきだと思います。

なお、わたしはサラリーマンではFXはしないほうが良い派です。なぜなら上げ下げが気になりすぎて、睡眠が削られたり、本業の時間も気になってしまうからです。また、レバレッジをかけていると尚更です。。
まったく気にならない人やFXが楽しいんだというかた、また1日のなかで短時間だけFXをやれる人はよいかもしれませんし、わたしがとやかく言うことはないのですが、これから投資をしようかなとか、FX始めようかなとか、投資初心者のサラリーマンの方などは、まずは避けたほうがよいかと思います。

*ただ、相場観が身に染みてよく分かるので、勉強のために数回やってみるというのは全然ありだと思います

貴金属系:揃って下落  新興国ETF:EPHE・EPI上昇 以外は下落

●●●●●貴金属系●●●●●

◆貴金属系ETF
 GLD:約0.6%↘  SLV :約0.6%↘
 GDX:約1.3%↘  GDXJ:約1.4%↘

貴金属系は前述の金利懸念でしたが、まだ利上げ意識が強いことを反映し、金・シルバーともに下落となりました。ただ、一昨日同様下げ幅はさほど大きくはありませんでした。

金鉱株は少し大きめの反応で、GDX・GDXJともに1%超の下落となりました。

やはり金・シルバーなどより、金鉱株系のほうがボラティリティが大きいため値幅はとっていきやすいかと思います。その分、リスクも大きくなりますので、当たり前ですが注意が必要です。

●●●●●新興国ETF●●●●●

◆新興国ETF(独断と偏見チョイス)
EIDOインドネシア   0.9%↘  EPIインド    0.4%↗
FMフロンティアセレクト 0.2%↘
  EPHEフィリピン 1.3%↗
EWMマレーシア     0.2%↘
  EWZブラジル   0.4%↘

昨夜は少し割れた格好となりました。EPI・EPHEは上昇、それ以外は下落しておりますが、下落幅は比較的マイルドなものとなっております。

なお、今夏枯れ相場で少し投資タイミングを控えていて、遊んでいる資金がある場合は、下落すると踏んで売りから入ってもよいですが、別の方法としてはMMFに一時的に預けておくという方法もあります。
ブラックロックやゴールドマンサックスなどが提供しておりますので、信頼度もあり金利も4.8%前後あります。ぜひご一考ください。

まとめ

昨夜はFOMC議事要旨が発表され、これが大きく相場を動かしたかたちとなりました。また、ここまで触れてこなかったですが、住宅着工件数も発表されており、こちらもまだまだ力強いものとなっております。インフレはまだまだ沈静化していない・・・というのが市場予想でもあり、わたしも同じように考えております。この時期に現金化して、秋以降まで待つか、MMFに一旦入れて少しでも増やしておくか、売りから入り少しでも短期で利益をとりにいくか、いろいろな考え方があると思います。

ただ、いつも書いているとおり、少しずつ少しずつ少額からやっていきましょう。いきなり多額を突っ込むと、含み損を見たときに自分でもびっくりし、すぐに損切りすることになりかねませんので。。。自分のリスク許容度がどこまでなのかがまだ分からないうちは、少しずつが基本です。

また、長期で積立投資をされている方は下落していたとしても淡々と積み立てていきましょう。たとえリセッションがきて、数10%下落して含み損が発生してもです。下落したときに買っておかないとその後上昇したときに大きく利益が出ないので、淡々と積み立てていくことが大事です。今のうちにご自分で数10%下がったときの気持ちを想像し、耐えられるようにしておきましょう。

なお、経済指標カレンダーの確認ですが、私はIG証券・FOREX・マネックス証券を見てます。そのなかでも特にマネックス証券の経済指標カレンダーが特に見やすいですので、皆さんも見てみてください!(影響が大きいものだけ絞り込むなど機能もGOODです!)かなり見やすいです。なお、もう少し詳しく見てみたい方はFOREXを見てください。その経済指標の説明が表示されますので、勉強になります。

あと、このブログはMooMoo証券を見ながら書いていることが多く、チャートもニュースも見やすく、とても使い勝手がよいです。実際の取引がまだできないところが・・・ですので、今後期待したいと思います!

今週はお盆明けですが、残り2日となりました。休み明けで気分が乗らない方もいるかと思いますが、そういうときは簡単な仕事から始めるといいみたいですよ。(そうすると脳もエンジンが少しずつかかってくるみたいです)

それでは本日もボチボチ、ホドホドに、それでも少しはがんばっていきましょー

(投資は個人の責任・判断となりますのでご了承ください)

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