【リーマン投資速報,米国編】’23.10.4 JST

米国相場:主要3指標1%超下落 JOLT労働調査発表→ドル円急騰後の急落 

おはようございます。朝型が特に冷えてきたかと思いますが、みなさん体調は大丈夫でしょうか。

まず自己紹介ですが、私は40代サラリーマンで投資をし始めて4年目のごくごく普通の一般人です。まだまだ勉強中の身でありながらも、資産額は少しずつではありますが、右肩上がりを維持しております。色んな方々から勉強させてもらい、日々勉強しております。もしよろしければ一緒に勉強し、ご意見やご指摘などありましたら、コメントしていただけると大変励みになります。

また近々私のポートフォリオを公開しようかと考えております。(ぜんぜん公開できておりませんが、9月末時点の投資対効果は約プラス16%でした。ただこれまでのトータルでの結果ですので、まだまだです。。。)

投資銘柄は日本の個別株・つみたてNISA・ジュニアNISA・iDeCo・米国ETF・新興国ETF・米国国債をしております。ただ、日本の個別株は早く利確し、日本の高配当株か米国高配当ETFに切り替えたいと考えてます。このブログではそのなかでも米国相場を中心に書いていきます。

基本的な考えは、使える制度は使ってお得に投資ができればと考えてます。

さて米国相場の主要3指標ですが、昨夜は以下の結果となりました。

S&P500 1.37%↘
NASDAQ 1.87%↘ (NASDAQ100 1.83%↘)
NYダウ   1.29%↘


ご覧のとおり、主要3指標すべて1%超の下落、特にNASDAQは1.8%超と指標としては大きめの下落となっております。

次に、今週の主な経済指標発表は以下の通りです。

10.02 ISM製造業景気指数
        予想47.7    前回47.6    結果49.0
10.03 JOLT労働調査(求人件数)
        予想8.830M  前回8.827M  結果9.610M
10.04 ADP雇用者数(前月比)
        予想152千人   前回177千人   結果
10.04 ISM非製造業景気指数
        予想53.6    前回54.5    結果
10.05 新規失業保険申請件数
        予想209千    前回204千    結果
10.06 失業率
        予想3.8%    前回3.7%  結果
10.06 非農業部門雇用者数(前月比)
        予想166.0千人 前回187.0千人 結果
10.06 平均時給(前月比)
        予想0.3%    前回0.2%    結果

昨夜はJOLT労働調査が発表されましたが、ご覧のとおり、予想・前回値を大きく上回る結果となりました。主要3指標やその他銘柄も、まだまだ金利高止まりもしくは金利上昇があるかもしれないということで、大きく売られる結果となっております。

特にNASDAQはハイテク企業など、借入が大きい企業が多いので3指標のなかでも1番売られる結果となっております。

*私は各指標について前年比と前月比が発表されますが、前月比のほうが市場に反映されやすいと考えております。理由は前月比のほうが直近の動向が反映されるからです。

次に国債ですが、前述の発表をうけ、利回りが上昇しております。特に長期国債利回りが上昇したため、価格自体は下落しました。
20年国債ETFであるTLTは、2.15%の下落となっております。また一部の方に人気がある20年国債ブル3倍ETFであるTMFは6.73%の下落となっております。
*基本的に、利回りが上昇すると国債価格は下がります
 逆に   利回りが下落すると国債価格は上昇します

昨夜の状況からして、国債利回り高止まりがまだまだ続きそうです。。。特に長期国債はまだ先が見えない展開となっておりまして、私はホールドして含み損となっておりますが、みなさんは損切りするときはスパッと損切りできるように日ごろから気を付けてください。
だんだん握力が弱くなってきます。。。

なお、株や国債などなんでもそうですが、買うときには以下を決めたうえで買うことを強くおススメします。
・買う理由 ・利益確定ライン ・損切りライン
*基本的に買った理由のストーリーからずれた場合は、損切りしたほうがよいです
 (損切りするのは気持ち的にすごく難しいですが、早めの決断が大事です!!)

さて著名投資家ウォーレン・バフェットも買った国債ですが、これは短期国債となります。今は利回りがよいので国債購入を検討されている方は、SBI証券などで買えるトレジャリーボンドを検討してみてもよいかもしれません。なんといってもアメリカという超大国の信用力があるトレジャリーボンドやトレジャリーストリップスを選べば、約1年前後の償還で約5%の金利がつきますので、大きく資産を減らしたくない方にはよい商品かと思います。例えば、最近は短期の利回りが非常に高いので、投資資産の中心に債権を置き、リスクをとれる金額でその他のETFや個別株などを検討してみてもよいかもしれません。(なお、通常は遠い未来のほうが先行きが分かりませんので、債権利回りは高くなりますが、現在は長期金利と短期金利の利回りが逆転してますので、短期のほうがお得です!

ここからは私の独断と偏見でチョイスしたセクターの内容となります。

●●●●●VHT:へルスケアセクターETF●●●●●
昨夜結果:0.96%↘

◆構成銘柄トップ3
 ユナイテッドヘルスケア:0.99%↘
 ジョンソン&ジョンソン:0.13%↗
 イーライリリィ    :2.45%

昨夜このセクターは約1%の下落となりました。特にイーライリリィは約2.5%の下落となり、直近の高値から14%超の下落となっております。またETFとしても直近高値の251$から約8%の下落となっており、下落トレンド真っただ中です。

●●●●●VCR:一般消費財セクターETF●●●●●
昨夜結果:2.59%↘

◆構成銘柄トップ3
 AMAZON   :3.66%↘
 テスラ      :2.01%↘
 ホームデポ    :2.59%↘

AMAZONが独占禁止法に関する調査を受けるとして、大きく下落しております。(マイクロソフトも同様で2.6%と下落)また、ETFとしても大きく下落しており、月足チャートでもMACDが下落クロスをしようとしておりますので、長期で見ても注意が必要です。

●●●●●VDC:生活必需品セクターETF●●●●●
昨夜結果:0.82%↘

◆構成銘柄トップ3
 プロクター&ギャンブル:0.21%↗
 ペプシコ       :0.86%↘
 コカ・コーラ     :1.06%↘

こちらのETFはここ数日記載していた通り、昨年同時期の安値170$に向かっていっているように見えます。また、直近高値の201$から昨夜までで約12%下落しておりますので、今後も要注意です。

最後にVIX指数です。恐怖指数と呼ばれているこの指数ですが、投資家がどれだけ臆病になっているかどうかを表すものとなります。
19.78(12.32%↗)

昨夜の恐怖指数は大きく上昇しました。時間帯によっては20を超えるときもありましたので、注視していきたいと思います。またVIX指数が上昇してきた場合、株も買い時ということになりますので、準備していく必要があると思います。

なお、私のような基本順張りの考えかたの人は、20から意識し始め、25場合によっては30を超えたあたりから少しずつ買い増すように考えたほうがよいかと思います。(もちろん自己責任でお願いします)

FX ドル円:乱高下!150円超えてからの急降下。

前述しました昨夜23時にJOLT労働調査が発表され、もちろん米側の金利上昇や高止まりが予想されるので、ドル円は一気に上昇しました。ただ150円を超えて、23:10前から大きく下落しました。まさしく急降下!一気に147円台まで一時的に下落しました。まだ介入の発表はありませんが、介入ではないかとのもっぱらの報道です。
*チャートを見ていないかたはぜひチャートをご覧ください!

現在はそこから持ち直し、149円台前半で落ち着いております。
だからFXはこわいんです。。。ノックアウトオプションなど入れておかなかった方は、この急落で一気に含み損を抱えたのではないでしょうか。。。

*アメリカ:金利高水準で維持(もしくは上昇)、日本:まだまだ低金利
 お金は原則、金利が低いほうから高いほうに流れます。日米金利差が上記のとおり開いてお
 りますので、ドル円も上昇基調となります。(普通に考えて金利が高いほうにお金を預けま
 すよね!?と考えれば理解しやすいかと思います)

わたしはサラリーマンではFXはしないほうが良い派です。なぜなら上げ下げが気になりすぎて、睡眠が削られたり、本業の時間も気になってしまうからです。また、レバレッジをかけていると尚更です。。
まったく気にならない人やFXが楽しいんだというかた、また1日のなかで短時間だけFXをやれる人はよいかもしれませんし、わたしがとやかく言うことはないのですが、これから投資をしようかなとか、FX始めようかなとか、投資初心者のサラリーマンの方などは、まずは避けたほうがよいかと思います。

*ただ、相場観が身に染みてよく分かるので、勉強のために数回やってみるというのは全然ありだと思います

貴金属系:金鉱株小幅反発 新興国ETF:軒並み下落

●●●●●貴金属系●●●●●

◆貴金属系ETF
 GLD:0.27%↘  SLV :0.10%↗
 GDX:0.34%↗  GDXJ:0.35%↗

昨夜はご覧のとおり、GLDが下げた一方で、SLVは小幅に反発しました。

また金鉱株2つのETFも、一昨日の夜は大きく下落しておりましたので、こちらも小幅反発となっております。ただ、今後も金利高止まりが予想されるため、貴金属系は下落することが予想されます。

●●●●●新興国ETF●●●●●

◆新興国ETF(独断と偏見チョイス)
EIDOインドネシア   0.44%↘  EPIインド    0.35%↘
FMフロンティアセレクト 2.04%  EPHEフィリピン 0.64%↘
EWMマレーシア     0.39%↘  EWZブラジル   3.05%
VNMベトナム      5.49%↘

昨夜もご覧のとおり、軒並みの下落となっております。ブラジルは相変わらずのボラティリティの大きさですが、VNMベトナムについても約5。5%と大きく下落しております。

直近で元気がよかったEPHEフィリピンはだいぶん勢いがなくなってきました。
またEIDOインドネシアも同様です。
EPIインドについては、まだ週足チャートで短期の移動平均線にタッチするかどうかのところですので、ほかのETFよりかなり踏ん張っている状況です。

なお、新興国はボラティリティが大きいので、日々の値動きを見ていたらいつの間にか時間だけが経ってしまい、いつまでも買えなくなりますので、一旦購入したら定期的に買うことがよいと考えております。
(人間の心理が1番ジャマしますので・・・)
また、こういうことを回避するために、マネックス証券では日々購入する毎日つみたてコツコツ投資というサービスもありますので、検討してみてもよいかと思います。

なお、今9月アノマリーで少し投資タイミングを控えていて、遊んでいる資金がある場合は、下落すると踏んで売りから入ってもよいですが、別の方法としてはMMFに一時的に預けておくという方法もあります。
ブラックロックやゴールドマンサックスなどが提供しておりますので、信頼度もあり金利も4.8%前後あります。ぜひご一考ください。

まとめ

昨夜はJOLT労働調査が発表され、米経済はまだまだ堅調という結果でした。今週の他の
経済指標も同様の結果となるか、まだ分かりませんが、同様の結果になりそうな感じです。

あとはやはりドル円ですが、昨夜はおそらく為替介入かと思われる大きな動きでした。ただ、すぐに反発してますので、本日の日本相場でどうなるか注目していきたいと思います。

個人的には長期国債の握力が弱くなってきており、逆に空売りして少しでもマイナス分を取り戻そうか検討していきたいと思います。(特にレバレッジが効いているものは長期ホールドが厳しいかもと思ってきております)

なお、長期で積立投資をされている方は上昇したとしても、下落していたとしても淡々と積み立てていきましょう。
少し上級者になると下落しているときに長期積み立ての額を増やすと、より資産は増えることになります

たとえリセッションがきて、数10%下落して含み損が発生してもです。下落したときに買っておかないとその後上昇したときに大きく利益が出ないので、淡々と積み立てていくことが大事です。今のうちにご自分で数10%下がったときの気持ちを想像し、耐えられるようにしておきましょう。

なお、経済指標カレンダーの確認ですが、私はIG証券・FOREX・マネックス証券を見てます。そのなかでも特にマネックス証券の経済指標カレンダーが特に見やすいですので、皆さんも見てみてください!(影響が大きいものだけ絞り込むなど機能もGOODです!)かなり見やすいです。なお、もう少し詳しく見てみたい方はFOREXを見てください。その経済指標の説明が表示されますので、勉強になります。

あと、このブログはMooMoo証券を見ながら書いていることが多く、チャートもニュースも見やすく、とても使い勝手がよいです。実際の取引がまだできないところが・・・ですので、今後期待したいと思います!

さぁ今週も半ばです。日々いろいろと小さな自分のなかでの事件があり心が揺れます。。。

が、
いいこともあれば、悪いこともある。悪いことがあれば、いいことがある。
いいことがあった人は悪いことに備え、悪いことがあった人はここが底だと思い踏ん張っていきたいと思います。

それでは今日もいいことも悪いこともあるかと思いますが、ボチボチ、ホドホドに、それでも少しはがんばっていきましょー(人生 生きてりゃいろいろあるある)

(投資は個人の責任・判断となりますのでご了承ください)

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